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如来(悟り済)
仏で一番偉い種類で、悟りを開いた者。出家後の釈迦がモデル。阿弥陀如来、薬師如来など。 |
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菩薩(修行中) 悟りを開ける地位ではあるが、衆性救うため、あえて一段位を下げている仏。出家前の王子時代の釈迦がモデル。観音菩薩、弥勒菩薩、地蔵菩薩(お地蔵様)など。 |
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明王(民衆を守る)
修行する者を煩悩から守る如来の使者の仏。恐ろしい外貌と激しい忿怒の相をしている。不動明王など。 ※真言宗にだけ登場 |
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天部(仏界を守る)
仏界を守る神々。四天王、阿修羅など。
※元ヒンズー教の神々 |
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千手観音菩薩
せんじゅかんのんぼさつ / 子の本尊
干支:子年
読み:せんじゅかんのんぼさつ
梵名:サハスラブジャ
真言:オン バサラ ダラマ キリク |
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正式名は「千手千眼観自在菩薩(せんじゅせんげんかんじざいぼさつ)」といいます。ヒンドゥー教の影響を受けて成立した変化観音のひとつです。
また、六観音のひとつともされ、六道のうち地獄を救う仏でもあります。
千手観音菩薩のもつ千の手と千の眼は、特にその慈悲の広大さと、衆生を救う手段の豊富さを表しています。
あらゆる方面にすみずみまで、事細かにすべての衆生を救済するという観音菩薩の慈悲深さが表れています。
一般的な造形例では、11の顔と42本の腕を持つ仏とし表現されているものが多く、中央で合掌する2本の手を除いた40本の腕で、それぞれ25人の衆生を救うとされるからです(40×25=1000となります)。 |
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昔から人々は、仏像を拝することで心の安らぎを得てきました。
実際仏像は動かず、何も変らないはずなのに見ている人間のその時の心の状態に応じて、色々な顔に見えてきます。まるで、仏像は自分を映す鏡のようです。
その威厳に満ちた姿に触れることで、救いを得たいという願望が『心はかたちを求め かたちは心をすすめる』というように、多くの仏像を生み出しと言われています。
今から約2500年前、北インドのシャカ族の王子ゴータマ・シッダールタによって説かれました。 彼は29歳で出家し、厳しい修行を経て、35歳で悟りを開き、仏陀(ぶっだ)となります。
日本や中国では、仏陀のことを釈尊(しゃくそん)、釈迦(しゃか)、釈迦牟尼(ちゃかむに)、などと呼ばれています。仏像とはこの釈尊を表した像のことをいいます。
しかし釈尊の存命中に仏像が造られることはありませんでした。釈尊がインドで没したのは、紀元前4世紀半ばというのが通説ですが、仏像はその死後すぐに造られたのではなく、その誕生は遥か先の紀元前1世紀半ば頃とされています。
人々の心に釈尊追慕の念が深まっていたことが、釈尊の理念化や超人化を進め、その存在を、仏像として表現するきっかけとなったのではないかという説があります。
仏像生誕の地は、ガンダーラ地方(現パキスタン北部)でした。同じ頃、マトゥラー(インド北部)でも仏像が造りはじめられました。前者はヘレニズムとローマ、インド文化の影響のもと均整のとれた美しいプロポーション、後者はインド彫刻の伝統のもとに明るくおおらかな、まったく異なった様式の釈尊像が仏像として刻み込まれました。
この2カ所で成立した2派の仏像様式は、以後微妙に融合したり洗練の度を高めたり、その表現に深みを加えていき、4〜5 世紀頃にインドの大部分を統治したグプタ朝の仏像とともに、各国に伝わり展開していく仏像様式の祖型となりました。 仏像が誕生してから、堰を切ったように造像が行われるようになります。
釈迦像のほか菩薩などの諸尊も造られるようになり、仏教に仏像という偶像を崇拝することが定着していきました。
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